心理的成功とは、「自分らしさ」と「変化適応力」を掛け合わせることで得られる、自分だけが感じる居心地の良さや達成感です。自分らしさとは、自己の欲求や動機、興味、能力、価値観など明確な自己イメージや自己認識ができることです。また、変化適応力とは、社会の変化に目を向けて、一つのことに固執せず、いろんな事にチャレンジし続けることです。
このウェルビーイング(well-being)とは、高価なものを買った時などに感じる一時的な幸せ感ではなく、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と翻訳されることも多い言葉です。自分自身が、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることです。
キャリアは仕事だけではなく、家庭、社会、人生における役割全てを含みます。「愛・仕事・学び・余暇」のそれぞれの役割が組み合わさってこそ意味のある人生となります。また、個人の満足だけではなく、社会に対してどのような変化をもたらすかも重要です。自らが社会のためにやるべき使命を果たすといった点も人生の中では必要だと考えています。